広がるキャッシュレス化

カードのイメージ
2018年も3月、三寒四温と言われるように少しずつ暖かくなってきました。今年は例年より花粉の飛散量が多いそうで、花粉症対策でマスクをしている人も多く見かけます。
近年、電子マネーの普及もあり、都心部を中心にキャッシュレス化が広がっています。日本銀行の「BIS決済統計からみた日本のリテール・大口資金決済システムの特徴」(2017年2月21日発表)によりますと、支払手段としては依然、現金の割合が多いものの、電子マネー、クレジットカード、デビットカードを含むカードの保有枚数は平均で7.7枚とかなり多いそうです。キャッシュレス化についてお伝えします。

電子マネー

日本で保有・利用が増えているカード決済手段です。交通系(Suica、PASMOなど)、商業系(nanaco、WAONなど)、その他Edyや後払い方式のiD、QUICKPayなどがあります。
レポートでは、交通系カードが普及していること、利用者が「ポイント」が付加されるメリットを感じていること、複数の電子マネー間で相互利用が拡大したことなどを普及の背景と指摘しています。

クレジットカード

キャッシュレスの代表とも言え、以前から利用されてきたのがクレジットカードです。一人当たりのカード保有枚数は各国平均に比べて多い一方、決済金額は各国平均並みです。したがって、何枚もカードを持っているが頻繁に利用していない。あるいは、店や目的に応じてカードを使い分けている姿が見てとれます。

デビットカード

日本では保有枚数は各国に比べて多い一方、決済金額は極めて低くなっています。多くは預金から現金を引き出す手段として使っており、決済手段としては利用していない状況がうかがえます。
デビットカードには「カード発行にあたり与信審査が不要」、「口座残高の範囲内でしか利用できないので使いすぎの心配が無い」というメリットがあります。最近はVISAやJCBなどの国際ブランドデビットカードが出てきており、お店ではほぼクレジットカードと同じように使えるようになってきました。

海外のキャッシュレス事情

北欧のスウェーデンではキャッシュレス化が進んでいます。レポートによると、現金流通残高の対名目GDP比率は日本の19.4%に対して、1.7%と11分の1しかありません。カード決済が主流のため現金での決済が受け入れられないケースもあるそうです。
中国ではモバイル決済(支付宝(アリペイ)やウィーチャットペイ)が普及しておりキャッシュレス化が進んでいます。
2020年の東京オリンピックで海外から多くの外国人が訪れると予想されますが、キャッシュレス化の波も一気に広がる可能性があります。今後に注目です。

ラボ後記

海外ではカード決済が一般的です。昨年ヨーロッパに旅行した際は外貨決済のカードが活躍しました。また電車の券売機にデビットカードの入れ口があり、銀行の預金から直接支払える仕組みがあるのには少し驚きました。

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