2017年2月5日(日)に、「NPO法人FP武蔵野グループ主催 むさしのFPフェスタ2017 ~寸劇で学ぼう退職金と相続問題~」が開催されました。

第1幕では「退職金の使い方を考える」のテーマで、FPによる寸劇とセミナーを行いました。
退職金の使い方を考えるにあたってのポイントは、まず「何に使うかを考える前に今後のライフプランやマネープランを考えること」が大切であり、それと同時に「家計の見直し」をすると良い。退職金は「増やすより減らさないことが大事」とのアドバイスがありました。さらに、円預金の金利キャンペーンを実施している例や、資産運用する場合のリスクの考え方についてデータを使った解説もありました。

第2幕では「親の相続問題を考える」のテーマで、FPによる寸劇とセミナーを行いました。
相続対策でやっておきたいことは、まず「親が元気なうちに遺言書を書いてもらうこと」であり、その前に終活として「エンディングノート」を書いてもらいましょうとのアドバイスがありました。さらに、エンディングノートに具体的に書いておきたい内容や、その他「手帳や日記、パソコンデータ」の整理・処分のススメもありました。

今回は、私もスタッフとして参加しましたが、参加された皆さんメモを取りながら真剣に聞き入っていました。

退職金などの大きな金額のお金が入ってくると、ついつい何に使うかを考えてしまいがちです。資産運用である投資信託や株式もその一つでしょう。しかし最初にすることは、これからのライフプラン・マネープランを考えて、いつ、いくら使うかを決めることではないでしょうか。そして、いつ、いくら使うかが決まった後に、資産運用するのであればどの金融商品を買うかという流れなのだと思うのです。
投資信託や貯蓄性保険、株式はあくまでも「手段」に過ぎないのです。充実した老後を送るという「目的」を達成するために、「目的」と「手段」を取り違えないように注意したいものです。

相続対策も同じです。最初にすることは、死後残された家族が円満に過ごすためには、誰にいくら相続させるかをはじめに考えることではないでしょうか。それが決まった後に相続税対策などの話になると思います。相続の話題では、賃貸アパートの建築やタワーマンション購入の話が良く出てきますが、これらは「手段」です。残された家族の住まいとして賃貸住宅やタワーマンションを用意する場合は別ですが、そのようなケースは少ないでしょう。「目的」と「手段」を取り違えないように注意したいものです。

今後もこのようなイベントの場を通じて、FPの仕事や役割の紹介、FPに相談することのメリットを継続的にお伝えしていきたいと思います。

以上