家計のチェック「いつ」「なに」をするといい?

三鷹のファイナンシャル・プランナー(FP)の伊達です。
物価上昇が続いている昨今、今の家計に問題ないか、何か問題になりそうな点がないか、定期的にチェックしたいものです。
毎日きっちり家計簿をつけるといつでも状況を把握できます。しかし、家計簿をつけていない場合はどうすればよいのか?最低限チェックしておきたい内容について紹介します。
(注)記事の内容は2025年3月31日時点のものです。
家計をチェックするタイミング
毎月、3か月に1回でも構いませんが、最低限としては年に1回でよいでしょう。
年に1回の場合、チェックする時期はいつでも構いませんが、区切りが良いケースとして1月と4月の2つの選択肢があります。
1月:家計の集計期間を1月から12月までとします。年収が確認できる源泉徴収票は1月から12月の合計で期間が一致し、自営業者など確定申告している人も集計期間を合わせられるメリットがあります。
4月:家計の集計期間を4月から翌年3月までとします。4月は学校の学年の区切りであり、仕事の昇給などのタイミングになるケースも多いです。お子様を持つ家庭では、1年間の支出を確認しやすいメリットがあります。
年に1回の家計でチェックする項目
まず、預金の残高、投資商品の評価額です。
前年と預金の残高を比較して増えていれば、貯蓄ができており年間収支がプラスの状態です。大きな支出がなく意図的に取り崩していない場合は、預金残高が前年より増えていることを確認しましょう。
投資商品の評価額については、投資商品は価格が変化するので、資金を入れた結果増えるだけでなく、価格の変動で増えていることがあります。評価額だけでなく、評価損益(含み損益)がどれぐらいあるかも確認しましょう。一時的に大きく増えた場合は、今後大きく減る可能性もあるので注意が必要です。
次に、大きな支出について確認しましょう。
家具や家電の買い換え、スマホやパソコンの買い換えがあると10万円単位の大きな支出が発生します。次の買い換えでいくら必要かの参考にもなります。
カードの利用明細や通帳の入出金を確認し、高額な支出をピックアップして、何に使ったのか振り返るとよいでしょう。
その他としては、源泉徴収票などで年収に変化があったか見ておきましょう。残業代などで変わることも多いですが、自分の年収の変化を知ることも大切です。
また、ねんきん定期便、固定資産税・自動車税の明細など、年に1回送付される書類を確認しておくと前年との変化に気付くことがあるかもしれません。
年に1回の家計のチェックをすることで、今どれぐらい資産があるか、お金の使い方に変化がないかが分かります。ぜひ実践してみてください。

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