貯蓄から資産形成へ

 2017年も10月に入り、いろいろなお店でハロウィーンの飾り付けを見かけるようになりました。
 ところで、皆さんは10月4日が「証券投資の日」ということをご存じでしょうか?これは、日本証券業協会がより多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくため、1996年に「10(とう)」と「4(し)」の語呂合わせから10月4日を「証券投資の日」と定めたことによるものです。
 政府は、貯蓄が投資へと向かうようにいろいろな制度を用意してきました。その背景には少子高齢化によって、公的年金をはじめとする社会保障制度を現在のまま維持することが難しくなっていくこと、また、経済の低成長により金利が低迷し、預金だけでは資産を増やすことが難しくなっていることがあります。

NISAとは

 NISA(少額投資非課税制度)は2014年にスタートしました。毎年120万円(当初は100万円)の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
 しかしNISAは十分には普及していません。非課税期間が5年間と短く金額も120万円と投資に回せる資金が多くない若年層には魅力が小さかったようです。口座を開設しただけで使っていない人が4割もおり、従来の投資経験のある層に非課税メリットを与えただけの結果になっていると考えられます。
 2018年から新たに「つみたてNISA」が始まります。毎年40万円、20年間、合計800万円非課税枠が設定されます。また「つみたてNISA」で購入できる金融商品は、長期・積立・分散投資に適したものに限定される予定です。従来のNISAとは選択になりますが、未経験・若年層にも魅力的な内容になっています。

はじめは誰もが初心者

 私が投資をはじめたのはITバブルの終わりに近い1998年でした。会社からの賞与の一部でローリスクの商品を購入したのがきっかけです。それから20年ほど経ちますが、投資信託、株式とコツコツと勉強をしながらも投資を続けて資産を形成してきました。当時はNISAもiDeCoもなかったことを考えると、現在は資産形成の環境が整っていると感じます。はじめは誰もが初心者です。一気に投資で大きく資産を増やすことは難しいと感じます。
 見落としがちなのが元金を増やすことの重要性です。投資とはいえ毎年2,3%のペースで増やすのは容易ではありません。余裕資金でもある元金を確実に積み上げて投資利益でプラスを狙うのが、資産形成の近道なのかもしれません。

ラボ後記

 前回予告させていただいた2017年下期定例セミナーですが、内容を「NISAとiDeCo入門」としました。新たにはじまる「つみたてNISA」など制度が複雑になってきており、タイプ別にその活用方法を紹介したいと考えています。これからの人も、既にはじめている人もご参加いただければ幸いです。

2017年下期定例セミナー

テーマ:NISA, iDeCo入門セミナー これからの人も始めている人も 
日時:2017年11月12日(日)10:00~12:00
場所:みたか市民協働センター

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