「知って得するくらしとお金の基本講座<全3回>」第3回開催のご報告

2018年11月10日セミナー
2018年11月10日(土)、平成30年度アイム市民企画活動事業 ~人生100年時代の資産形成とライフプランを考える~ 「知って得するくらしとお金の基本講座<全3回>」の第3回「知っていると安心!人生にかかるお金を学びましょう!」を開催しました。
この講座は、多摩地域を中心に活動する3人のファイナンシャル・プランナー(FP)が共同で企画し、それぞれの得意分野で講師を務めました。府中市に続いて、今回立川市での開催となりました。第3回は当事務所の伊達がライフプランに関する講師を務めました。

セミナーの概要

今回は、3回シリーズのセミナーの第1回「積み立てNISAで資産形成!」、第2回「個人型確定拠出年金(iDeCo)で自分年金を作りましょう」に続いての第3回でした。積み立てNISAやiDeCoを利用するにあたり、自分達のお金の計画について考えてみましょうとの内容でお話をしました。

はじめに、「人生にかかるお金を学びましょう!」とのタイトル通り、人生にかかるお金のなかで金額大きい3種類についてご紹介しました。それは「教育資金」「住宅資金」「老後資金」です。それぞれの内容について目安となる金額を数字で紹介し、総額でどれぐらいかかるのか実感して頂きました。

今回、会場の皆さんにお伺いしたところ、ほぼ全員が「老後資金」に関心を持たれていました。そのため、老後の収入として何があるか?支出の金額はどのようにして見積もるのか?不足額をどのように準備するかのについて考え方を紹介しました。老後資金はそれぞれのご家庭の働き方や毎月の生活スタイルによって異なりますので、具体的な金額よりも計算方法に焦点を当てて丁寧にご紹介しました。

次に支出に備える方法として「その都度支出」と「貯蓄」「借入・ローン」について紹介しました。貯蓄と借入について金利を含めた実際の負担の事例を紹介したところ、非常に印象に残ったとの意見が多かったです(終了後のアンケート結果より)。借入・ローンを活用する必要があるのは事実ですが、その影響についても知っていただけたのはよかったと思っています。

男女共同参画事業に関係して、共働きと扶養に関しても触れました。103万円の壁や130万円の壁など、扶養に関係する社会保険や税に関する制度を簡単ではありましたがご紹介しました。皆さんの関心が高い内容だったのか、一生懸命メモを取る方が多かったと感じました。

最後に、お金の計画(ライフプラン)を立てる重要性をご説明しました。その上で、運用期間の長い「老後資金」準備についてはNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)も活用するとよいと紹介し、1時間半にわたるセミナーを終了しました。

セミナーを実施して

今回の参加者では「ライフプラン」という言葉を初めて聞いた方が多かったです。いくつかの大きな出費をしたうえで、人生のお金に安心感を得るには計画を立てることが必要です。セミナーの終わり頃にはその点を皆さんご理解いただけたと感じました。終了後のアンケートでも「知りたいことが分かった」など、皆さまのご期待にそえる内容にできたと感じています。

参加していただいた皆さま、どうもありがとうございました。

2018年11月10日セミナー